第7章 夢と分かっていても……
ゆっくりと目を開く………
何処だ……?ここ………?
??「……あ、アルナ!起きた?」
……?誰だろ………?…
体を起こして相手を眠い目で見つめる………
その瞬間僕は言葉を失った…………
??「…どうしたの?」ニコッ
………うそ、……なんで……?……会えた…?…
アルナ「…アルト……兄…さん…?」
アルト「あ〜、まだ寝ぼけてるな?兄さんなんて久々に聞いたぞ〜⁇普段は呼ばない癖に〜」
トスッ‼︎
アルナ「あいたっ!」
兄さんに軽くチョップされた……けど、それは痛く無くて……あったかかった……
(ほ、ほんとに……ほんとにアルト…?アルトに……会えた……⁉︎)
アルナ「うっ…‼︎アルト…っ‼︎」ポロポロッ…
アルト「え⁉︎なんで泣き出すの‼︎」汗
アルナ「だ、だって……‼︎」
アルト「あぁ〜、もうほら泣かない‼︎アルナは強い子だからっ!ね?」ぎゅっ…
アルナ「…うん…‼︎」
そう言って、アルトは僕を優しく抱き締め、あやしてくれた……
落ち着き始めると……安心したのか眠くなってきた……
僕は大好きなアルト兄さんの腕の中で眠りについた……………………