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夜空に輝く星一つ。【鬼滅の刃 短編 中編 】

第9章 凪の奥の激情[冨岡義勇]



 お茶を持って行くと、話は終わっていたようで義勇さんはじっと前を見つめ、宇髄さんは机に頬杖をついて外を眺めていた。

「お茶お持ちしました」

「おう! ありがとな。これ飲んだら帰るわ」

「大したおもてなしもできなくて…」

「いや、はなちゃんに会えただけで十分だわ!」

「宇髄、茶を飲んでさっさと帰れ」

「へいへい」

 宇髄さんは湯呑みに口をつけ二、三度喉を鳴らすと、

「ごちそうさん。んじゃ、帰るかねぇ」

 そう言って爽やかな笑顔を残して玄関へ向かってしまった。

 
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