第1章 誘 惑 の 媚 香 [煉獄杏寿郎]
「あぁっ…なにこれぇ……変になる…はぁ…」
『お気に召したようだな?』
水分の含んだグチョグチョとした音と共にたらたらと蜜が垂れ、杏寿郎の袋を濡らす。
「はぁ…んんっ…あぁぁ、はぁんっ…あっ…あっ…」
そして杏寿郎の腰を掴んでいた手がするりと落ちると、すかさず自分の指を絡め布団に押さえ、突き上げるように律動を始めた。
肌のぶつかる音と共に蜜の跳ねる音がする。
『はな、今日はどんどん溢れるな。そんなにも良いか?』
小さく頷くはなに舌を絡める口づけをしながらずんずんと突き上げる
「あぁぁっ…はぁっはぁっ…んぁっ…奥に……あぁあっ…んんっ」
『はな…君の中は…俺をだめにする……』
「もっと……はぁんっ…杏寿郎……」
『はぁっ…君に杏寿郎と呼ばれるのも…悪くない。もっと…もっとだ…もっと俺を求めてくれ。』
杏寿郎は息が上がり前髪が湿るほど汗をかいている。
「はぁっ…杏寿郎…もっと…んっんっ…あっんっ…」
『もっとか……』
杏寿郎は男根をギリギリまで抜き一気に突き上げる。
はなの乳房が揺れ、覆い被さっている杏寿郎に乳頭が擦れてしまう。
「はぁっ、んんっ…あっあっ…はぁんっ…あっあぁっ」
はなの愛声が部屋中へ響く。
今日は抑えなくてよい状況に、本能をむき出しにして、求め合う。
『厭らしい声だ…それだけで果ててしまいそうになる。俺で感じている君に更に欲情してしまって、俺は…俺はもう君に壊れて欲しいとさえ思ってしまう。こんな俺を、軽蔑するか?』
杏寿郎ははなの蜜壺の上の方を擦るように突き上げる。
「はぁんっ…軽蔑なんか…しません…杏寿郎様になら…どうされても良いのです……あぁっ…んっ…」
『その言葉…後悔するでないぞ…』
杏寿郎ははなの耳にふうっと息を吹きかけ、耳縁に舌を這わせる。
下からは突かれ、弱い耳を刺激される。
鼓膜には杏寿郎のぴちゃぴちゃと耳を舌で遊ぶ音が響く。
「あっ…はぁっ…はぁっ、あぁあっ…んんっおかしいの……体が変に…なる…あっ…はぁんっ」
『君がどうされも良いと言ったのであろう?』