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夜空に輝く星一つ。【鬼滅の刃 短編 中編 】

第6章 咲 き 香 る[煉獄杏寿郎]



 男性は香水をこれまた素敵な小さな紙袋に入れて持たせてくれた。可愛らしいりぼんも付けくれて、胸は大きな期待で溢れていた。

 そんな私に男性は、耳元でこそっと囁いた。

「良いですか、愛する人に香水をつけている事を先に言ってはいけません。気づいてもらうのです」

「どうして?」

「美しい香りは、そこに静かに咲いているだけで魅了するからです。花のように、香りで蝶を引き寄せるのです。さぁ、愛する人の元へ。それでは… Bonne chance(幸運を祈ります)」


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