第1章 the very first day
しまった。思わず反応してしまった。
もう、考えないようにって決めたところなのに。
さくらは慌てて口を押さえた。
「さくらさん、もしかしてダイナマイトのこと覚えてるん?」
「え、えっと、、、一応」
さくらは掴みかかるように尋ねるウラビティに、誤魔化すように答えた。
この人、なんか勢いが凄い、、、!
「じゃあ話が早い!ダイナマイトと一緒にあの時のこと説明してくれないかな!?」
「え、、、えっと」
「お願い!ダイナマイトがピンチやねん!」
「え、、、!?」
あの人がピンチ?なぜ?
「で、でも私なんか何の役にも、、、」
「いいのいいの!来てくれるだけで助かるんやから!さ、行こう!」
「え、えぇ〜!?」
気がつくとさくらはヒーロー協会の車に乗せられていた。