【ハイキュー!! 】黒尾くんのカノジョ【黒尾鉄朗】
第2章 変化のキス
マネージャー?
マネージャーだと!?
それってあれだよね!?
てっちゃんと研磨の以外に、男の人が増えるって事だよね?
サポートする人が増えるって事だよね!?
「無理無理無理無理っ!!」
「じゃあ合同合宿の間だけ」
合同合宿っ!?
てっちゃん頭湧いてんの!?
我が校のバレー部の人だけでも無理なのにっ!!
合同合宿なんて…
考えただけで恐ろしいっ!!
ぞわっと鳥肌が立つ。
「無理っ!!やだっ!!絶対にやだっ!!」
「ええー!?俺、今回が最後なんだぜ!?」
「知らないよっ!!他の人当たってよ!!」
私がそう言うと、てっちゃんが「うーん…」と考え込む。
何か問題でもあるのだろうか?
かと言って、私にマネージメントなんて出来ない。
緊張して、却って足手まといになるに決まってる。
「それはさ、俺も考えたんだけどねえ」
「うん?」
「研磨とさ、コミュニケーションとれんの、今の所、名前だけだし」
「………っ!?」
雷に打たれたような気がした。
確かに研磨は人一倍周りの視線を気にする。
それ故、てっちゃんは今までマネージャーを勧誘しなかったのだ。
うー。納得。
「でも…私もてっちゃんと研磨以外、人と話すの無理だよ?」
研磨のことは大事だけど、私だって人見知りだし。
「それで良いよ。つーか他の男と話す必要ねえし。何かあったら俺に言ってよ」
「…うー。うーん…あー。研磨に相談してからでもいい?」
私は優柔不断だ。
だから人見知り同士の研磨に相談したい。
それから決めたい。