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【ハイキュー!! 】黒尾くんのカノジョ【黒尾鉄朗】

第8章 合同合宿part2


 


side.黒尾鉄朗





合宿3日目の夜。


今日も木兎たちと練習していると、名前が体育館に雪崩込んできた。



「スマン!ちょっとタイム!」



倒れ込んでいる名前を抱えて、壁際に座らせる。



「おっ!黒尾カノジョじゃん!どうした?」

「さあ。どうしたんですかね?」



息を切らしている名前にドリンクを差し出すと、ごくごくと飲み干す。


うーん。

何だろう?


無駄にエロい…


こんな姿、俺以外に見せんなよ。



「ぷはっ!ありがと!あー。疲れた。指痛い。もう腕上がんない」

「何?どうした?」

「研磨が逃げたから、日向って子に私がトス上げてたの。だけどキリなくて。走って逃げてきた」

「ふーん」



あのチビちゃんにねぇ。


名前は、小さい頃から俺や研磨とバレーをしていたから、トスくらいは上げられる。


俺の練習には、滅多に付き合ってくんねえけどな。


これは、お仕置き決定だな。



「おっ?ツッキー。今日は仲間連れかぁ?」



入口を見ると、チビちゃんとリエーフが立っていた。


体力底なしだな。
名前が逃げるわけだ。


そしてリエーフ。

お前も逃げてきたな。


まあ、いいか。

人数も丁度いいし、これでゲームが出来る。



「名前。疲れてるところ悪ぃけど、点数つけてくんない?」

「いいよー。なんか面白そうだね」



俺のタオルを首に掛け、髪を束ねる名前。


運動部っぽくて、なんかそそられる。


仕方ない。

その可愛さに免じて、お仕置きは我慢するか。


合宿が終わるまでだけどな。



(名前さん、なんか色っぽいですね)

(うむ。黒尾には勿体ねぇな)

(聞こえてんぞ!こらっ!)

(黒尾さん、余裕ない…プッ)


 
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