【ハイキュー!! 】黒尾くんのカノジョ【黒尾鉄朗】
第5章 合同合宿
「でもさ、あの黒尾くんのカノジョがこんな可愛い子なんて思わなかったよね」
「そうだねー」
いつの間にか、マネージャーは私を含め7人になっていた。
梟谷の雀田かおりちゃんと白福雪絵ちゃん。
生川の宮ノ下英里ちゃん。
烏野の清水潔子ちゃんと谷地仁花ちゃん。
森然の大滝真子ちゃん。
今は皆でドリンク作りながら雑談をしている。
男の子は無理だけど、やっぱり女の子は話しやすい。
自然と笑みが溢れるようになった。
「黒尾くんの彼女って、年上のモデルみたいなスレンダー美人のイメージがあった!」
「そうね。でも名前ちゃんみたいな子が側にいたら、黒尾くんも気が気じゃないよね」
ん?
どういう意味だろう?
「確かに!名前ちゃんって、お菓子あげたら誘拐犯に着いて行きそうだよねー」
「分かるー!なんかフワフワしてるし!」
「あ、それは大丈夫。てっちゃんにダメって言われてるから」
「えっ?」
「…もしかして、名前ちゃんって…天然?」
天然?
私は有機野菜ってこと?
うーん。
最近、知らない言葉が多いような気がする。
合宿終わったら、てっちゃんか研磨に聞いてみよ。
(黒尾くん、苦労しそうだね)
(そうだね。なんてゆーか、うーん)
(…哀れ?)
(そうそう!それそれ!)
(ねえ?仁花ちゃん)
(はい?)
(天然の有機栽培って美味しいよね?)
(…そういう意味じゃないと思いますよ?)
(えっ?)