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【ハイキュー!! 】黒尾くんのカノジョ【黒尾鉄朗】

第4章 同棲生活


 


「つーわけで、合宿の間、預かることになった苗字名前だ。研磨以外は話しかけんなよ?以上!」



えっ?

そんな紹介ってあり?


案の定、部員達は「はあっ!?」と驚きや非難の声を上げている。



そんな時、研磨がそっと近寄ってきた。



「名前。クロから事情聞いた」

「うん。お世話になります」

「分からないことあったら、何でも聞いて」

「ありがとう。研磨」

「うん」



研磨がいてくれて、ほっとする。

てっちゃんは主将だから、私だけに構っていられないもんね。



「名前ちゃん?何、研磨とコソコソ話してんの?」

「ひゃあっ!」



後ろから抱きしめられて、変な声を上げてしまった。



「びっくりしたぁ。緊張してるんだから脅かさないでよ」

「悪ぃ、悪ぃ」



心臓に悪い。

やっぱり来るんじゃなかった。



「名前、ドリンク作れるよな?」

「うん」

「タオルはベンチに置いてくれればいいから」

「うん」

「基礎練の時は球拾いしてて」

「うん」

「試合になったら呼ぶからスコアつけて」

「うん」



てっちゃんの指示にコクコクと頷いていると、妙な視線を感じる。


チラッと視線を向けると、部員さん達がソワソワとした様子で私を見ていた。



「ひぃっ!わ、私っ!ド、ドリンク作ってくる!」

「おう!ゆっくりでいいからなー!」



私はボトルを抱えてダッシュで逃げた。



(うわぁ。ちょー可愛い)

(照れた顔が堪らん!!)

(…お前らぁ)

(ひぃっ!!)

(誰の許可を得て、俺のカノジョを見てるわけ?)

(クロ。見苦しい)


 
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