第2章 君の秘密
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僕らは
幼稚園の頃から同じところに通っていた
幼稚園を卒園して
小学校も中学校も、同じ公立の学校に通ってた
でも
高校は違った
僕は、自宅から程近くにあった、中の下くらいの公立の男子校に入り
翔くんは、自宅からちょっと離れた名門の私立高校に進んだ
大学も
僕は、出きるだけ学費と受験のハードルが低い大学を選び、なんとか浪人せずに合格して
翔くんは、僕の頭とうちの家計では通う事が叶わないような、名門の大学にすんなり合格した
そして、今は
僕は、地元の小さな会社に就職して
翔くんは、立派なビルに入っている一流企業に入社した
そんな中
頭も顔も良い翔くんには、高校時代から何時もたいてい彼女が居たのだけれど
何故だか何時も長続きしないで別れてしまっていて
今は、特別これといって付き合っている彼女は居ないようだった
一方僕は
高校が男子校だった所為もあり、学生時代に女の子と付き合った事はなかった
それから、高校を卒業して大学に入った後も、大学を卒業して働きだした今現在も
ずっと、女っ気の無いまま過ごしていた
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