第7章 ハジメテの…
「………智くん、大丈夫?」
初めて、君と裸で抱き合って
君の熱を、カラダで感じた僕は
嬉しすぎて、感じすぎて
君と一緒に昇り詰めた後
意識を飛ばしてしまった
「……うん、平気……気ぃ失ったのなんか、ハジメテだけど///」
とりあえずの後始末をしただけの、裸のカラダを、君の逞しい腕に抱かれながら
ベッドの上で微睡む僕
「なんか、案外智くん今日がお初なもんがめじろ押しなんじゃね?(笑)」
そんな僕を大事そうに抱きながら
君は、幸せそうに笑っていた
「そう言う自分だって、男を抱くのは初めてだったんじゃないのか?」
「まあねぇ、でもねぇ、けど、イれるアナが違うだけどヤること同じだけどねぇ(笑)」
「そりゃそうか(笑)」
「でもねぇ、気持ち的には大いに違うけどねぇ」
「どう違うんだよ?」
「智くんとしたセックスのがめっちゃ気持ち良かったし、めっちゃ感動した」
「感動したんだ(笑)」
「うん、智くんは?」
「俺?
どうだったかな、気絶しちまったから、覚えてないわ
あ、翔くんのがちっちゃすぎたから覚えてないのかも」
「なによ、ちっちゃすぎんの突っ込まれて気絶しちゃう勢いでイッちゃえる訳ないじゃないのっ!!」
「だからもう、オネエキャラやめろや(笑)」