第7章 ハジメテの…
ふんわりした
得も言われぬ幸福感が
僕らを包んでいた
「ふふっ……でも、本当に良かったのかな、これで」
不安が、無い訳じゃない
「ええんでない?
でもとりあえずさぁ、住むとこ探さんと(笑)」
それでも
やっぱり
幸せの方が、断然勝っていた
「そうだねぇ…部屋決まるまで相葉ちゃんちにでも行く?」
君と僕と
二人で生きて行ける
「何で相葉くんちなの智くん?」
「だってさぁ、ニノんちだと金取られそうだし
松潤は細かいことウルサそうだしさ
相葉ちゃんなら、金も取らないだろうしウルサいこと言わなそうだし
と、思って。」
「まあ、確かにねぇ(笑)」
そんな予感で
僕の胸は
未だかつてない程に、満たされていた