第5章 お見合い
.
「え…?」
「だってさ、一応ちゃんと言ったろ?
自分には心に決めた人が居て、結婚するつもりなんか無いんだ、って」
「うん、まあ…」
「それだけで十分だよ」
「…智くん…」
僕を見詰める君のつぶらな瞳が
うるうると煌めく
その煌めきを見ながら僕は
ああ、やっぱ翔くんはイケメンだな
イケメンで、しかも可愛いな
なんて、思っていた
ら。
「じゃあ、今夜ホテルで初エッチしても良いんだね!?////」
「………お前、やっぱ実家帰れや。」
「何でだよ~」
「ガッつき過ぎなんだよ
て言うか翔くんは俺の体目当てか」
「そんな訳ないじゃんよ~
ガッつき過ぎてはいるかも解んないけど~」
「あ、そこは自覚あるんだ(笑)」
「ありますよ~
だって昨夜も夢ん中で智くんとヤってたも~ん」
「………マジ帰れ。」
「何でだよぉ~~」
そんな問答をふざけてしている内に、注文した食事が運ばれてきて
僕らは、そのままふざけながら、運ばれてきた昼食を一緒に食べた
.