第5章 お見合い
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「もう良いよ
それよりさ、ホテル行くのは良いけど、その前にちゃんと話してくれよ訳わかんねぇし…
て、言うか俺昼飯食ってねぇし」
「あ、俺も食ってない
そう言えば腹へったな」
「出た、腹へった(笑)」
「笑うなよ(笑)
じゃあ、とりあえず飯食おうかその辺で」
「うん」
腹が減っては戦が出来ない
って、訳でも無かったけど
僕らはとりあえず落ち着いて座れるレストランに移動した
「…………で、何がどうなってんだよ?」
レストランに移動して注文を済ませた後
僕は、早速話を切り出した
「うん、それがさ…」
そう言って、バツが悪そうな顔をしながら、翔くんは事の顛末を話し始めた
「実はさぁ、俺
昨日智くんと別れて家に帰った後さ、もう落ち着かなくてさ…
…でさ、じっとしてらんなかったからパッキングしちゃったんだよ、家を出る準備してさ」
「うん」
僕は頷きながら、翔くんの足元に置かれたデッカいバッグを見た
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