第4章 ファーストキス
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「ちゃんと見合いして、ちゃんと断れ
俺には好きな野郎が居て、一生結婚出来ませんって
そしたら、俺が一生一緒に恥かいて生きてやる」
僕を見つめる君のつぶらな瞳が
大きく見開かれて真ん丸になる
僕はその瞳をじっと見詰めながら更に言葉を重ねた
「男を見せろや、翔くん
そしたら俺
一生お前だけを愛して生きてくって、誓ってやるから」
「…………参ったな(苦笑)」
一生お前だけを愛して生きて行くなんて、思いきり重いことを言う僕を見て
君が、苦い笑いを浮かべた
僕は、なんだか急に不安になって
君に言った
「……だから、引くなって言ったろ」
「だから、引いてなんかないよ
超嬉しいよ
本当に、智くんは…普段は可愛くてジジ臭いのに、ここぞって時になるとめっちゃ男前だなぁって
惚れ直しちゃってただけだよ(笑)」
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