ヴォード家に嫁ぎました!【ブラッククローバー / R18】
第4章 秘密の共有※
きのうの出来事もあって入るのを躊躇したが素直に紅茶を飲みたいだけなのかもしれない、と思った。
「失礼します……」
部屋に入ると、ランギルスさんは机に向かって勉強をしているようだった。こちらを見向きもしないので、空いているテーブルに紅茶をのせたトレーを置いた。
「あ、あの……ここに置いておきますね?では、失礼します」
部屋に戻ろうとドアを開けようとしたとき、突然背後から腕を掴まれた。
「なっ、何ですか?」
振り返ると、すぐ目の前にランギルスさんがいた。逃げ場がなく、わたしはドアに背をつける。ランギルスさんはわたしに近づきドアに右手をつくと、不敵な笑みを浮かべわたしの顔を覗き込んだ。
「今日、兄さんとどこへ行ってきたんです?随分と遅かったですね……」
ランギルスさんに迫られ、身動きが取れない。顔が近くて恥ずかしくなり、目を逸らした。
「ランギルスさんには関係ない……わたしはフィンラルさんが好きなんです……きのうのことはなかったことにしましょう?」
「へぇ……、そうですか。僕のことを拒めると?」
ランギルスさんは憎悪に満ちた表情でわたしに聞いた。答える暇もなく、噛み付くように唇を塞がれる。
「んっ、んう……」
逃げても舌を絡めとられてしまい、力が抜けていく。口内を犯されている感覚に子宮がきゅんと疼いてしまう。
「んっ、んんっ……」
わたしはフィンラルさんのことが好き、それなら拒まないといけないのに……そんな気持ちとは裏腹にランギルスさんの舌の動きに応えてしまっている。舌の感触が気持ち良くて、子宮がきゅんと痛いくらいに疼いて仕方がない。飲み込みきれない唾液が顎を伝ってくる。
「……っ、拒まないんですか」
ランギルスさんは小さな声でそう言って、立ったままわたしのドレスの裾を捲り上げると下着の隙間から手を入れてきた。
「んあぁっ……!」
「もうこんなに濡らして……淫らな人ですね……」
耳元で囁かれ、そのまま耳を甘噛みされる。
「ひぁっ……やあぁっ……!」
「どんどん溢れてきますよ……?」
わたしのナカにゆっくりと指を入れてくる。耳を甘噛みされながら、奥の一部分を刺激される。
「んあぁぁっ……!耳だめっ……」