ヴォード家に嫁ぎました!【ブラッククローバー / R18】
第3章 喪失※
ランギルスさんのモノが奥に当たると気持ち良くて、きゅうっと締めつけているのが自分でもわかった。
「っ……!?いきなり締めないでくださいよっ……」
「し、知らないっ……わかんないの……勝手にっ……あぁっ……!」
ランギルスさんはわたしを気遣っているのか、ゆっくり優しく動いてくれている。またさっきと同じ、頭が真っ白になるような何かがゾクゾクと押し寄せてくる。もう怖さも痛さもなくなっていて、わたしの体は快楽を求めていた。
「んあぁっ……!また……、きそう……なの……ランギルスさん……もっとおくっ」
「っはぁ……、僕をそんなに煽って……もう、どうなっても知らないですからっ」
その言葉と同時に一気に子宮の奥を突かれ、腰の動きが早くなる。
「んあぁぁっ……!おく、やあぁぁっ……!」
「っ……、くっ……!」
ランギルスさんを見ると余裕のない表情をしていて、いつもの偉そうな態度からは想像もできないその表情になんだか胸がきゅんとした。ゾクゾクと押し寄せる快感に限界の波がくる。
「あぁっ……!もうっ……だめっ……またきちゃうっ……やあぁぁっ……!!」
わたしは腰をビクビクと痙攣させて2度目の快楽を味わった。子宮が収縮してランギルスさんのモノを締めつけるのがわかった。
「うっ……、出るっ……!」
ランギルスさんはわたしの太ももの上に生温かい液体を出した。
「っはぁ……、はぁっ……」
「っはぁ……、血……出てますね……すみません……」
ランギルスさんはわたしの体を清めると、服を着て身なりを整えた。
わたしはすぐに動けなくて肩で息をしていた。ぼーっと天井を眺めているとフィンラルさんのことが頭によぎってきて罪悪感が押し寄せてくる。
なんだか体が気怠くてベットに横たわっていた。先ほどまでランギルスさんを受け入れていた場所がジンジンとして股関節も痛い。わたしは取り返しのつかないことをしてしまった、と思った。もう初めてには戻れないのだ。
「……痛くないですか?」
「は、はい……」
ぼーっとしているとランギルスさんがわたしの上体を支え、起き上がらせてくれた。乱れたドレスを直し、チャックを上げてくれる。