第2章 《劇場版公開記念? ~真選組ver.~》
「ト、トシィィィ!!! 生きてたんだなァァァ!!!」
「たりめーだろ! 抱きつくな!! きたねっ、鼻水出てんぞ! つか、アンタ、本当に俺が死んだと思っててあんな会話してたのか!?」
「俺が取っ捕まっている間に、魘魅に殺されたって聞いて……俺はもう……トシィィィ!!」
「総悟! テメェか、近藤さんにデマ吹き込んだのは!」
「知りやせんよ、俺ァ。ただ、土方さんの死体が某アニメ会社に投げ込まれて、この死を無駄にしないためにも、来場者特典として活用しようって噂を聞いただけで……」
「嘘つけ! 無駄にしないどころか、ただの死者の冒涜だろーが!! 誰がそんなグロテスクな特典欲しがんだ!!」
「それより、もうすぐ上映始まっちまいますぜ。俺は○○と二人で行って来るんで、土方さんは近藤さんと二人で映画鑑賞行って下せェ。○○はしっかり俺が観賞しとくんで」