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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第32章 通知表


終業式の朝、ヤタカとキクリが手を繋いで登校しているといつも通り喧しい涼子がやって来た。
「おっはよ〜!!キクリ〜!ついでにヤタカ!」
そしてなぜかスカートを捲る。
キクリ「きゃっ!何するのよ〜!!」
「ん?勝負パンツ履いてるのかなぁと思って!……残念ながら毛糸のパンツか…。」
キクリ「もぅ!ヤタカの前でそういうこと言わないでってば!」
ヤタカ「ついでにとは失礼な!!…ところでクグラは?」
「ん?さっさと起きないから置いて来た!今日、終業式で悲惨な通知表貰うから恐ろしくて来れないみたいよ?」
ヤタカ「そんなことでビクビクするなら普段からちょっとは真面目にすればいいのに。」
キクリ「2が並ぶのくらい見慣れてるのに何を今更そんなに恐れてるのかしら?」
「エト兄ちゃんに去年より成績良くするって条件付きでプラモ買ってもらったのに寧ろ下がってる可能性あるからでしょ!成績に関しては厳しいから!てか、ヤタカ…あんたそのマフラーって…」
ヤタカ「あぁ、このマフラーかい?キクリからのクリスマスプレゼントだよ!」
キクリ「私はヤタカからこの指輪貰ったの!」
キクリは指輪を涼子に見せる。
「わぁ〜!キクリ似合ってんじゃん!ヤタカにしてはセンスいいね!あっ、ヨルナミに選ぶの手伝ってもらったんだっけ??」
ヤタカ「僕にしては余計だ!」
そして教室に行くとヨルナミと珍しくカンナギが既に登校していた。
「おっはよ〜!!」
ヨルナミ「おはようございます。」
キクリ「おはよう。ヨルナミは相変わらず早いわね!」
ヤタカ「おはよう。カンナギがこんなに早いなんて…今日の天気は荒れそうだな。」
カンナギ「うっせぇな!!昨日ヨルナミの家に泊めてもらったら今朝、無理矢理早く起こされたんだよ!」
「えっ!お泊り!?ヨルナミの旦那はクグラのはずなのに…。愛人を泊めるだなんて!!」
ヨルナミ「なんでクグラが私の主人なのですか!!それにカンナギは愛人じゃない!!
カンナギ「親父と喧嘩したから帰りにくくて泊めてもらっただけだよ!」
「な〜んだ。実は付き合ってんのかと思った!この前のクリパの時も片付け手伝わないでさっさと帰っちゃうしさ〜。」
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