第28章 何気ない日常
3時間目 体育
「んがー!!寒いのに外とか最悪!!」
カンナギ「俺…サボるかな…。」
ヨルナミ「三人とも!1時間目も2時間目もまともに授業受けてなかったのですから!体育くらいちゃんとなさい!」
クグラ「俺は受けるよ?だって…エト兄さんの授業だからサボったら後で恐ろしい目に遭う。」
男子の体育担当はエトなのである。
ヤタカ「ところで…三人ともその瞼の目は消さなくていいのかい?」
カンナギ「落とさねぇんじゃねぇよ…。」
クグラ「涼子がバカなんだ!!」
「貴様がバカ言うな!油性ペンなの確認せずに持ってきやがって!!」
クグラ「お前だって気付かなかっただろ!」
三バカの瞼の目は油性ペンで書かれているので水で洗い流しても消えないのである。
キクリ「せめてアイライナー使って描けばよかったのに。」
ヤタカ「いや、キクリ。そもそもこんなことをやるこの三バカが悪いんだよ。」
そして変な顔のまま体育の授業を受ける三バカなのである。
ちなみに女子の体育担当はトルマキである。
「キクリ、絶対あの先生って女子のブルマ姿が見たくて体育教師になったのよ!そうに違いないわ!」
トルマキ「失敬な!んなわけないだろー!!」
キクリ「涼子!そんなこと言ったら先生に失礼よ!」
トルマキ「キクリさん…。(あぁ…失礼で下品でガサツな三神涼子と違ってなんて優しい女の子なんだ…。高校の教師でよかった…。)」
キクリ「私たちはブルマじゃないんだからブルマ目当てじゃないわ!きっと体操着フェチなのよ!」
トルマキ「………酷いー!!」
トルマキは泣きながら去って行った。
「あれま、授業やらないでサボりに行っちゃったよ。」
というわけで女子は自由時間になりました。