第25章 キクリのプレゼント

キクリ「その呼び方やめて！！」
「このままヤタカにあげて初体験しちゃうっていう手もあるわよ？」
キクリ「嫌よ！」
「だって私模様直したりとかやり方知らないし〜。」
ヨルナミ「……では、私が手伝いましょう。」
「えっ、ヨルナミ編み物できるの？？」
ヨルナミ「えぇ、ある程度は。お母様から教わってやったことありますし。」
キクリ「そうなの！？なら早く言ってくれればいいのに〜！」
ヨルナミ「涼子さんが出来るのであればあまり出しゃばるのも良くないかと思いましてね。」
そしてヨルナミとキクリは二人でマフラーの模様を直し始めた。
その間クグラと涼子はゴロゴロしながら眺める。
「なんか女二人で編み物やってま〜すって感じだよね。」
クグラ「だよな〜。俺らはそんな二人を眺めるダラけたおっさん二人みたいだよな。」
「ちょっと！私おっさんじゃないんだけど？」
クグラ「いつも、おっさんみたいな格好してるじゃんか〜。」
「なんだとー！」
涼子はクグラの上にのしかかった。
クグラ「ぐえっ！…重っ！お前またデブったんじゃねぇか！？」
「は！？失礼しちゃうわね！くらえ！デカケツアタック！！」
クグラ「うげーっ！！デカケツ恐るべし！！」
涼子とクグラがふざけてる間にマフラーが編み終わった。
キクリ「ありがとう、ヨルナミ！」
ヨルナミ「いいえ。」
クグラ「おっ！ちゃんとハートになってる！」
「ヨルナミって女子力高いよね！」
ヨルナミ「女子じゃないですから！」
キクリ「本当に助かったわ。ヤタカ…喜んでくれるといいなぁ。」
ヨルナミ「きっと喜んでくれますよ。キクリさんからのプレゼントなのですから。」
クリスマスが待ち遠しいキクリなのであった。