第120章 二年生の二学期
夏休みも終わり、とうとう二年生の二学期が始まった。
イマカ「二学期も始まった事だし、早速宿題を提出してもらうぞ〜!あっ!三バカは日記の宿題を俺に提出するんだぞ?つーか、やってきたか?」
「やってきたわよ!」
クグラ「渋々だけどな〜。」
カンナギ「ったく、俺らにこんな宿題やらせやがって!」
イマカ「日頃の行いが悪いからだ!……よし、三人ともとりあえずやったようだな。後でチェックしたら返すからな?」
「あまりに素晴らしい文章だからって校内掲示板に張り出したりしないでよ?」
イマカ「ふっ…そんな事したら担任の俺が恥をかくからやるわけないだろ!」
そして放課後、三バカは担任のイマカに生徒指導室へ呼び出される。
カンナギ「んだよ!呼び出しやがって!」
クグラ「俺ら結構忙しいんだぜ?」
「そうよ!これからカラオケでキャ◯ディーズメドレー歌う予定なのに!」
イマカ「選曲古過ぎだぞ!つーか、カラオケなんかやっとる場合か!このバカチンが!!」
「えっ!?何!?金八先生になったつもり!?」
カンナギ「うわっ!似てねぇ!!」
クグラ「つーか、金八先生ほど人望ねぇよな?」
イマカ「誰がきんぱっつぁんの真似なんかするか!」
「きんぱっつぁんって……」
カンナギ「もしかして金八に影響されて勢い余って教師になっちまった系か?」
クグラ「うわっ!マジかよ!!居るかもとは思っとけどこんなに身近に居るなんて!」
イマカ「黙れ!エト先生も呼ぶぞ!!」
「黄門様の印籠みたいにエト兄ちゃん使うなっての!」
イマカ「お前らが俺を茶化して大人しく話を聞かんからだー!!」
カンナギ「茶化されてるの自分で認めたな。」(コソコソ)
クグラ「まぁ認めざる得ないんじゃね?」(コソコソ)
イマカ「いい加減黙れ!……そんな事より、なんで呼び出されたか分かってるだろうが…お前らのこの日記は何のつもりだ!!」
イマカは三バカの書いた日記を机に叩き出して言う。