第119章 夏の足の臭い
クグラがバイトから帰った時、涼子はクグラ母とリビングでテレビを観ながら雷おこしと柿ピーを食べていた。
クグラ「ただいま〜!あー!!疲れたぜ〜。」
母「あら、お帰り…ん?」
「お帰…………んがっ!!臭っ!!」
クグラ「あ!?帰って来て早々何だよ!?」
「だって!あんた足臭いんだもん!」
クグラ「しゃーねぇだろ?バイト中靴履きっぱで蒸れてんだからよ。」
「早く足洗って来なさいよ!」
クグラ「手ェ洗って来いみたいなノリで言うなっての!ちっと休ませろ。」
そう言いながらクグラは涼子達の座ってる方へ来る。
母「ゔっ…あんた本当に臭いわね……カーペットに臭い付きそう…。」
クグラ「母ちゃんまで何だよ!」
母「だって本当に臭いんだもの…流石、思春期の体臭…。」
クグラ「煩ぇなぁ……つーか、雷おこしとかババ臭いの食ってんな〜!オバハンコンビ!」
「いいでしょ!美味しいんだから!」
母「そんな事より!早く足洗って来い!!」
クグラ「そう言われると…ぜってぇ今すぐ洗う気になれねぇな!」
「は!?あんた反抗期のつもり!?」
そんなこんな騒いでいるとエトが帰ってくる。
エト「ただいま………ん?なんか臭うな。」
母「あら、お帰りなさい。」
「あっ!エト兄ちゃんお帰り〜!この臭いね、クグラの足の臭いだよ?」
エト「えっ!?」
エトは驚いた顔をしてクグラを見る。
クグラ「そんな妙な物を見る目で俺を見るな!」
エト「なぜこんな臭いに……」
「思春期男子臭だって!しかも夏だから汗かいて蒸れてパワーアップ!」
エト「あぁ…なるほどな…」