第16章 痴漢
ヨルナミ「あの…ありがとうございました。」
男「いえ、当然のことをしたまでですよ。」
ヨルナミ「いえ、助かりました。それでは失礼します。」
男「あっ!ちょっと待って!……君、女子高生だよね?」
ヨルナミ「……はい。(女子じゃないけど今はこの格好だからいいんですよね?)」
男「そうか…女子高生…いいねぇ。」
ヨルナミ「はぁ…(何がいいんでしょう?)」
男「ねぇ、君?僕と楽しいことしないかい?」
男性はいきなりコートを脱いで中を見せる。もちろん?中は全裸であった。
ヨルナミ「ひっ!!ギャーーーー!!!」
突然のことでヨルナミは驚き男の股間を思い切り蹴って気絶させ逃げて行った。
そして改札を抜けると涼子達が待っていた。
「あっ!ヨルナミ〜!やっと来た〜!」
ヨルナミ「涼子さん!!」
動揺していて思わず涼子に抱きついた。
「うわっ!どうしたのよ??」
ヨルナミ「変態が!!変態が出たんです!!」
クグラ「いや、お前も今は変態じゃ……ぐあっ!!」
ヨルナミはクグラを殴った。
ヨルナミ「あなた方がこんな格好させたんでしょう!!あの人露出狂だったんですよ!!」
カンナギ「あ?あのおっさん痴漢の上に露出狂だったのか?」
ヨルナミ「違う!!痴漢から助けてくれた方が露出狂だったんです!!コートの中が裸で…私が女子高生だと言って興奮して!!」
「あらま〜そりゃ災難だったわね。可哀想に。」
ヨルナミ「ちょっと!他人事みたいに言わないでくださいよ!……ん?スカートになんかベタベタしたものが…??」