第16章 痴漢
カンナギ「………ヤベェ、マジで女じゃねぇか!」
クグラ「だよな!?涼子よりいい女じゃん!」
「オイこの野郎!!………でも確かにかなり可愛いわね。清楚系美少女って感じ!これなら痴漢が食い付くわ!」
ヨルナミ「食い付いてほしくないです!……それより…ちょっと思ったのですがこの制服は誰のです?なんかお腹周りにかなりゆとりがあるのですが…。」
カンナギ「マジかよ!それ涼子の制服だろ?」
クグラ「お前結構腹回りに肉付いてるんだな。」
「うるさいなぁ!とりあえず駅に向かうわよ!!」
駅にて
クグラ「つーか、痴漢の顔知らないのにどうやって近くんだ?」
「大丈夫!キクリが逃げられる前に写真撮ったから!」
涼子はスマホで写真を見せた。
カンナギ「あいつ…かなり怯えてたように見えたが結構いい度胸してるよな。」
クグラ「でもどの駅で降りたかは分からないんじゃねぇか?」
「あぁ、それも大丈夫!同じ駅で降りて逃げてったらしいから!」
ヨルナミ「なんかとても都合のいい展開ですね。」
そんなこんなでみんなで電車に痴漢が乗ってないか探し始める。そして2時間後痴漢を見つけた。
クグラ「あっ!アイツだ!」
「よし!ヨルナミ!GO!!」
ヨルナミ「はぁ…こうなったらヤケクソです!!」
ヨルナミは痴漢の居る車両に乗り込む。涼子達も一緒に乗り少し離れたところで見張る。
乗って数分後…
ヨルナミ「………………ん?」
ヨルナミは下半身に違和感を感じる。
ヨルナミ「……………(まさか…本当に触られてる!?)」
ヨルナミが抵抗しないので痴漢は調子に乗って自分の下半身を押し当ててくる。
ヨルナミ「(ゔっ……もう我慢できない!!)」
我慢が限界に達しヨルナミは痴漢の手を掴もうとするが近くに居た男性が先に痴漢の手を掴んだ。
男「おい!この手は何だ?」
痴漢「あっ…その……」
男「次の駅で降りろよ?」
痴漢「はい…。」
痴漢はあっさり捕まって駅員室に連れて行かれた。