第118章 夏休みの宿題
そして宿題に取り掛かるのだが…
「ねぇ…英語の宿題の『英語の映画を観て英語で感想文を書こう!』とかいう面倒臭いのがあるんだけど…」
クグラ「げっ!なんだよ!映画なんかまともに観てたら日が暮れちまうよ!」
カンナギ「あっ!そういや俺いい動画保存したぜ!」
カンナギはスマホを取り出し保存しておいた海外のエロ動画を見せた。
カンナギ「15分くらいの動画だからすぐ終わるぜ!」
「いいわね〜!みんなでこれの感想書けばいいか!」
クグラ「感想は……『Majide erokatta!』でいいよな?」
ヨルナミ「いい訳ないでしょ!まったく!!それにクグラ?それでは英文になってませんよ!ただのローマ字じゃないですか!」
クグラ「アルファベット書いてありゃいいじゃねぇかよ。」
ヨルナミ「…まぁ恥を書くのはご自分ですからそのまま提出しても構いませんが。」
クグラ「……マジでエロかったって英語でどぅ書くんだ?」
ヨルナミ「まともな映画をちゃんと見て書きなさい!!」
「ねぇ、ヨルナミ〜!美術の宿題見て〜!」
ヨルナミ「……………これは妖怪ですか?」
「失礼しちゃうわね!可愛い猫ちゃんの絵じゃないの!」
美術の宿題は好きな物を真剣に描きましょうという内容なのである。高校生のわりにとても低レベルな内容の宿題だがそこはスルーしていただこう。
ヨルナミ「…もぅ少しよく見てお描きなさい。やり直し!」
「えー!!」
カンナギ「ヨルナミ〜!俺の読書感想文見てくれよ〜?」
ヨルナミ「はいはい…………何ですか!?これは!?」
カンナギ「俺の正直な感想だ!」
ヨルナミ「『面白かった。メッチャ面白かった。』………こんなのが高校生の書く読書感想文ですか!?」
カンナギ「ふっ……これが俺が書ける精一杯の文章だぜ…。」
カンナギは少し格好付けながら言う。
ヨルナミ「そんないい男風な顔で言ってないでもぅ少し無い頭を使いなさい。これでは小学生以下ですよ!やり直し!」
カンナギ「けっ!細かい奴だな!」
クグラ「ヨルナミ〜!英語の方は諦めて俺も読書感想文書いたぜ〜!」