第116章 結構な昔話
「コラー!!門脇ー!!」
門脇「げっ!涼子来た!!」
クグラ「ゔぅっ…涼子ちゃん……。」
「クグラ、カドワキンタマなんかに泣かされてるんじゃないわよ!」
門脇「なっ!?そういう言い方やめろ!!」
「は?そういう言い方?カドワキンタマ??いいじゃん!あんたキンタマ付いてるでしょ?」
門脇「俺とキンタマ一緒はダメだ!!」
「私のクグラ虐める奴はキンタマで充分よ!!」
クグラ「ゔぅっ……涼子ちゃん…。」
ちなみに『私のクグラ』とは『私の家来のクグラ』という意味なのである。
門脇「……何が私のクグラだ!涼子のブス!バーカ!!……お前の母ちゃん出〜べそ!!」
この頃は門脇も幼稚なのでしょーもない捨て台詞を言い去って行った。
「ふっ…幼稚な奴〜!」
もちろんカドワキンタマなどと言う涼子も充分幼稚である。
クグラ「涼子ちゃん…ありがとう。」
「あんたもいつまでも年下に泣かされてるんじゃないわよ!」
クグラ「だってアイツ…俺が1人で居るといつも絡んでくるんだもん…。」
「無視してなさい!もぅ…あんたを虐めていいのは私だけなんだからね!」
クグラ「ゔぅ…虐めないでよ……うわ〜ん!!」
またクグラは泣く。
先生「涼子ちゃん!またクグラ君を虐めて!」
「今回は違うわよ?私まだ置き去りもおちょくりもやってないもん!カドワキンタマがクグラ虐めたんだから!」
先生「……それって将人君の事?」
「うん!」
先生「あぁ…でも将人君は本当は涼子ちゃんとクグラ君と仲良くしたいのよ?」
クグラ「ゔぞだもん…おで…いづもわるぐぢ…いわでる…」(嘘だもん俺いつも悪口言われる)
先生「たぶん…涼子ちゃんとクグラ君がいつも一緒だから羨ましいんじゃないかな?」
「えっ!?アイツ、クグラみたいに私に虐めてほしいの!?ドMって奴!?」
先生「涼子ちゃん…そういう言葉はあまり言わないようにしようね?」
ドMという単語は涼子の父が酔っ払った時に涼子に教えた言葉である。