第113章 ヨルナミ様☆ファンクラブ
涼子達の通っている学校には『ヨルナミ様☆ファンクラブ』というものが存在する。そのファンクラブはヨルナミ様を憧れている者なら誰でも入会できるのだが、ヨルナミ様公認ではないので隠れてひっそりと活動している。今回はその『ヨルナミ様☆ファンクラブ』の活動光景の一部のお話です。
先ず、ヨルナミ様☆ファンクラブの会長は不明なのである。その会長とはファンクラブの創立者でもあり誰よりもヨルナミ様を愛していると言われているが一度もファンクラブの集まりに顔を出した事はない。手紙やメールで活動内容を指示するのみで基本、集まりの進行係は副会長がやっている。
副会長「えー…では、これから今季の会報の表紙に使うヨルナミ様の写真を決める会を始めたいと思います。」
この集まりはあまり使われていない教室で行われている。
副会長「では先ずはAさん!お願いします!」
A「はい!私はクラスメイトの涼子ちゃんが売ってくれた写真になります!…こちらをご覧ください!」
スクリーンにヨルナミの写真が映し出された。
会員一同「「「おー!!」」」
A「これは我らが愛するヨルナミ様がアイスキャンディを舐めている写真です。」
B「ヨルナミ様はアイスキャンディはホワイトソーダ派なんですね!」
A「そうなんです!定番のブルーのソーダではなく敢えてホワイトソーダという意外な一面をお持ちなのです!」
C「成る程…勉強になりますね!!」
D「それにこの舐めている顔がなんとも色っぽい!!」
E「エロスを感じますね…。」
A「ですよね!色々な写真を涼子ちゃんから買いましたがこの写真が意外性!セクシーさ!美しさ!夏らしさ!全てNo. 1だと私は思います!」