第112章 可憐との一日

「あーぁ、こんな汚れちゃって。鼻に入っちゃうでしょうが。」
そう言いながら可憐の顔を拭いた。
可憐「涼子ちゃん！あーと！」
「はいはい。…クグラ？ちゃんとサラダ食べなさいよ？」
クグラ「えー！？ヤダ！！」
可憐「クグラ！野菜食べろ！」
クグラ「お前も食えよ！？」
可憐「……………。」
「ほら、可憐ちゃん？食べさせてあげるから先ずはトマト一口食べてみよう？」
可憐「んーん！！」
可憐は手で口を塞いで拒否する。
「え〜？可憐ちゃんが食べてるスパゲティはトマトで出来てるんだよ？スパゲティ食べれるんだからトマトも食べれるでしょ？」
可憐「……スパベッピー…トマトなの？」
「そうだよ？はい、あ〜んして？」
可憐「ゔ〜………あ〜ん。」
そして可憐は渋々トマトを一口食べた。
「偉い偉い！」
可憐「……可憐ちゃんトマト食べた！」
「そうだね！ちゃんと食べれるんじゃん！…はい！クグラも食べな？」
可憐「クグラ！食べろ！」
クグラ「ゔっ…じゃぁ、俺にも食べさせろ！」
「は！？なんでよ！？自分で食べなさいって！」
クグラ「ガッ◯には食わせてやってただろ！？俺にも食べさせろよ！！」
「ったく……じゃぁサラダ全部食べなさいよ？」
涼子はクグラにもサラダを食べさせる。
クグラ「ゔっ………野菜って美味くねぇ…。」
「体に良いんだから野菜は食べないと！ほら、もっと食べて？」
クグラ「ゔぅ……。」
「もぅ……赤ちゃんと変わらない奴ねぇ。」
可憐「クグラ！赤ちゃん！バブバブ！」
クグラ「煩ぇな！お前も食え……あれ？食い終わってる。」
皿を見ると可憐は自分の分のサラダを食べ終えていた。