第103章 ある日の買い物
ある日、涼子とクグラは二人でスーパーへ買い物に来ていた。
「今日の特売は…豚肉と挽肉とサバね…。どうしようかなぁ…。」
クグラ「はいは〜い!!ハンバーグと生姜焼きがいいと思いま〜す!」
「いやいや、肉続きは良くないでしょ?ハンバーグと生姜焼きどっちかとサバの味噌煮にする!」
クグラ「え〜…俺は肉続きでもいいのに。」
「あんたが良くてもお母さんと私が良くないの!」
クグラ「そうか…二人とも俺らよりデブりやすいもん…あだっ!!」
涼子はクグラに拳骨をした。
「デブる言うな!!…とりあえず、先ずは野菜買うわよ!野菜が襲ってくるとか言ってグズらないでよ?」
クグラ「んな事言わねぇしグズらねぇよ!!」
そして二人は先ずは野菜コーナーをチェックした。
「あっ!ピーマンが安い!」
クグラ「あー!!ダメだ!!ピーマン買うの反対!!」
「煩いわねぇ!グズるなって言ったのに!」
クグラ「クズってんじゃなくて抗議してるんだ!ピーマンは生姜焼きにもハンバーグにもサバ味噌にも必要ないだろ!」
「ハンバーグの付け合わせに使えるわよ?それかひき肉使ってピーマンの肉詰めにしてもいいし!」
クグラ「ピーマンの肉詰め反対!!つーか、ハンバーグは無し!生姜焼きにしろ!」
「まったく…煩い子だわ。」
そう言いながら涼子はピーマンを籠に入れた。
クグラ「だからなんで買うんだよ!」
「別に今日か明日に使うわけじゃないけど安売りだからストックしとくのよ!まぁまぁ日持ちするし!さぁ、ブーブー言ってないで行くわよ!」