第15章 ヨルナミ様
クグラ「で?何騒いでるんだよ?まさか…お前に告白するような危篤な奴でも現れたとか!?」
「違う違う!もっと面白い話よ!とにかく来なさい!」
エト「どこに来いと?」
「だから学校サボって私の……あら?エト兄ちゃんなんでここに?」
エト「5時間目は俺の授業でもう始まるんだが?あと、学校では先生と呼ぶように!」
「あはっ!こりゃ失敬!」
5時間目をサボることができず、とりあえず放課後までおとなしく授業を受けた。
そして涼子の家へ。ちなみにカンナギも一緒である。
「二人はヨルナミにファンクラブがあるって知ってる??」
クグラ「は!?ファンクラブだ〜!?んなもんあるのかよ??」
カンナギ「聞いたことないぜ?」
「やっぱり知らないか…まぁひっそりと活動してるらしいしね。」
カンナギ「で?そのファンクラブが何だよ?」
「たまたま聞いたんだけどさ〜ヨルナミのファン達が写真やグッズがあったら欲しいよね〜なんて話してるの聞いちゃったのよ!でね!私らでグッズ作って儲けない?」
クグラ「………それスゲーいい考えじゃん!ヨルナミの写真ならいっぱいあるしな!とりあえず持ってる写真大量にプリントして売るだけでも結構金になるんじゃね?」
カンナギ「いや…やっぱ大儲けする為にはデカいグッズを作って高く売る方がいいんじゃねぇか?抱き枕とかよ!」
「抱き枕は欲しいって話してたわ!」
クグラ「抱き枕もさ、色んな服装やポーズのがあるといいかもな!」
カンナギ「いや…寧ろ半裸とか全裸のが喜ぶんじゃねぇの?」
「あぁ、いいかもね!体だけそれっぽい画像探して合成すればいいんだし!」
クグラ「よ〜し!先ずはデザインから始めるぞー!!」
涼子&カンナギ「お〜!!」
そして三人は勉強もせずにせっせとヨルナミグッズのデザイン作成に励んだ。
次の日学校にて
「ヤタカ〜!ちょっと来てくれる?」
ヤタカ「何の用だい?」
「ちょっとね!キクリも一緒でいいから来て?」
涼子はヤタカとキクリを裏庭へ連れて行く。
裏庭へ着くとクグラとカンナギが居た。
ヤタカ「二人も一緒か…また何かバカなことを考えてるのか?」
クグラ「バカとは何だよ!」
カンナギ「そうだ。今回はなかなかスゲーこと考えたんだぜ?」
「ヤタカ、あんただったらコレにいくら払える??」
ヤタカ「こっ…これは!?」
