第102章 女子会
涼子、キクリ、エミスの三人は小学校の同級生である。エミスだけ中学から私立の女子校に進学した為、涼子達とは疎遠になっていたのだがカンナギのバイト先で涼子とエミスが再会し、また連絡を取り合うようになった。今回はこの三人が涼子の家に集まって女子会をする話である。
「エミス〜!いらっしゃい!」
エミス「お邪魔します!…わ〜!キクリちゃん!久しぶり〜!!」
キクリ「エミスちゃんも!本当久しぶりね!元気だった??」
エミス「元気よ〜!キクリちゃん…全然変わってないよね〜!超可愛い!」
キクリ「そんな事ないわよ?そういえば涼子から聞いたけどエミスちゃんってアカチと付き合ってるんだって?」
エミス「うん!長いこと遠距離だったけどね。キクリちゃんも彼氏居るんでしょ?」
キクリ「私は中学からだけどね。涼子もクグラと付き合い始めたのよ?」
エミス「知ってる〜!この前、デート中の二人に会ったし!てか、やっと付き合い出したんだって感じだし!…そういえば今日はクグラ君は?」
「え?女子会だから来るなって言ったけど?」
エミス「…大丈夫なの?」
「何が??」
エミス「だって…昔から涼子ちゃんにベッタリで……『仲間に入れてやんない!』って涼子ちゃんが言うと半泣きになってたから…。」
「ははは!ちょっといじけてたけど大丈夫だって!」
キクリ「…もしかして部屋から様子伺ってたりして?」
涼子とクグラの部屋は向かい合っているのでお互いの様子が見えるのである。
「…よし!カーテン閉めておきましょう!さぁ、覗き予防した事だし!女子会始めましょう!」