第99章 父の日
「パ………パパ?」
父「……もぅ一回言ってくれ。」
「は!?ヤダし!!一回言えば充分よ!」
父「ヤダー!!言ってくれないなら俺、酔っ払っちゃうぞー!」
既に立派な酔っ払いである。
クグラ「涼子……悪いけど頼む。」
「………パパ!!」
父「……ぐふふ!パパだって〜!可愛いなぁ〜!ぐふふふふ…おじちゃんと楽しい事しない?……あだっ!!」
クグラは父に拳骨をした。
父「いてててて……何すんだよ!?」
クグラ「俺の涼子にセクハラすんな!この酔っ払いスケベじじい!!」
父「へっ!まだセッ◯スの一発もやってねぇくせに何が俺の涼子だ!この童貞め!」
クグラ「なにー!?くそっ…セッ◯スくらい今すぐやってやる!涼子!今から俺の部屋に行ってセッ……あだっ!!」
涼子はクグラを叩いた。
「バカ言ってんじゃないわよ!!」
クグラ「いってぇ…冗談だよ。」
「嘘付け!!」
父「………おっ!俺、良い事思い付いたぞ!!」
クグラ「何だよ??」
父「お前らセッ◯スして俺に可愛い孫を……あだっ!!……あっ…母ちゃん…。」
パートから帰って来た母が話を聞いていて父のセクハラ発言に耐えかねて蹴りを入れたのである。
母「まったく!お父さんは!!なんでそう下品なんだろうね!?もぅ酒を飲むのは終わりにしてこっちに来な!!」
そして父は母に別の部屋に連れて行かれ普段の下品発言や酒の飲み過ぎに対しての小言を長々と聞かされた。
その後、酔いが覚めて少し反省?した父はケン◯ッキーを有り難く頂きながら父の日を終える事となったのである。