第97章 ヤタカとキクリの痴話喧嘩
ヤタカ「というわけなんだよ。」
カンナギ「…うわっ!下らねぇ!!」
キクリ「ちょっと!そういう事言わないでって言ったのに!」
クグラ「いや、つまんない事とは言わないって言ったんだぜ?」
ヤタカ「似たような事じゃないか!」
「てかさ〜…別にクリーム入ってようが入ってなかろうが美味しいものは美味しいんだしいいじゃん?」
ヨルナミ「そうですよ。お互いが何が好きだって構わないじゃないですか?」
「まぁ、胸がコンプレックスのキクリに胸以外が太るなんて言ったら怒るのは当たり前でしょうけど。」
クグラ「あと、ヤタカに対して爺さん呼ばわりも良くねぇよな。俺らより少し老けて見えるから気にしてるだろうし。」
ヤタカ「老けて見えるは余計だ!」
キクリ「そうよ!私は別に見た目のこと言ったわけじゃないし!私のヤタカを老けてるとか言わないで!」
クグラ「えっ…いや、最初にヤタカを爺さんって言ったのはキクリじゃ…」
ヤタカ「キクリ……僕を庇ってくれるんだね。」
キクリ「当たり前じゃない…。」
ヤタカ「キクリ…ごめんよ。胸以外に脂肪が付くとか…失言だったよ。それに君の好きな物を否定するなんて……本当にすまない。」
キクリ「私こそ…ごめんなさい。嫌な態度いっぱい取ったわよね。」
ヤタカ「もぅいいんだ。僕は気にしてないから。」
キクリ「ヤタカ…。」
ヤタカ「キクリ…。」
二人は手を握り合った。
ヤタカ「…仲直りの記念に君の大好きな生クリームどら焼きを買って食べようか?」
キクリ「えぇ。みんな、お騒がせしてごめんね?」
ヤタカ「僕らは先に失礼するよ。すまなかったね。」
そして二人は呆気なく仲直りしていつも通りイチャつきながら帰って行った。