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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第95章 エト兄ちゃん


ある日、涼子とクグラは部屋で二人一緒にダラダラと過ごしていた。
クグラ「なぁ…前から思ってたんだけど…エト兄さんって何が好きか知ってるか??」
「は??そんなのあんたに決まってんじゃない?」
クグラ「いやいや、そうじゃなくてさ。なんか趣味はないのかなぁと…。」
「…あんたの写真を撮るとか、あんたの為に何かするのが趣味なんじゃないの?」
クグラ「……マジでそうならなんか気持ち悪ぃなぁ。」
「そんなに気になるなら本人に直接聞いてみれば?」
クグラ「え〜…もし聞いてみて『クグラに尽くすのが趣味に決まってるだろ?』なんて言われたらなんか………わー!なんか嫌だー!!」
「……よし!エト兄ちゃんの部屋を散策してみましょう!」
クグラ「えっ!?それはまずいんじゃ…。」
「クグラも一緒なら怒る事はないって!私もエト兄ちゃんのマジな趣味気になるし〜!生まれた時から毎日のように顔合わせてるのにクグラが好き以外あんまよく知らないし〜!」
クグラ「………そうだな!こっそり覗いてみるか!」
そして二人はエトの部屋に勝手に入ってみる事にした。
「お邪魔しま〜す。」
ちなみにエトは部活の試合の引率で留守である。
クグラ「…結構シンプルな部屋だな。」
「クグラの兄とは思えないくらい几帳面な感じだよね!ちゃんと片付いてて。」
クグラ「煩えなぁ!…そういやエト兄さんの部屋入ったのかなり久しぶりかも。」
「そうなの?ちょっと前までこの部屋で一緒に寝てたんでしょ?」
クグラ「大昔な!…つーか、良かったぁ…。俺の写真が壁に貼りまくってあったらどうしようかと思ったぜ。」
「ストーカーじゃないんだから流石にそれはないでしょ?……あぁ、でもストーカーと紙一重なところもあるか。クグラがラ◯ンの返信さっさとしないと催促凄まじいし。」
クグラ「そうなんだよなぁ…。俺が絡んでないと普通なんだけど……………ん?」
部屋を漁っているとクグラが何かを見つけた。
「どうしたの??」
クグラ「……なんかアルバムが大量に…スゲー大事そうに保管されてる。」
「…もしかして!」
中を見てみると予想通りクグラの写真のみが貼ってあるアルバムであった。ちなみに0歳の頃から16歳の今現在までのアルバムなので合計17冊あるのである。
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