第94章 猫飼いませんか?
クグラ「ところでコイツ名前何て付ける?」
「ん〜…猫左衛門なんてどう?」
クグラ「いやいや、ベンジャミンがいいだろ!」
「仕方ない…間を取ってゴンザレスにしましょうか。」
クグラ「そうだな!」
全然間を取ってないのである。
そしてゴンザレスと名付けた子猫の世話を涼子とクグラでする事にしたのだが…
エト「涼子!クグラ!ちゃんと子猫の世話しないか!」
数日後には飽きてエトに世話を押し付けるのであった。ちなみにこの2人は小学生の頃、祭りの屋台で無駄に大量に掬ってきた金魚の世話をエトに押し付けた前科もあるのである。その金魚はエトの世話の甲斐ありまだ元気に水槽で泳いでいる。
「え〜?ゴンザレスもエト兄ちゃんのがいいって言ってるよ?」
クグラ「そうそう!兄さん面倒見いいから!」
エト「自分らで面倒見ると決めたんだろ!ちゃんと責任持ってやりなさい!」
涼子&クグラ「は〜い。」
なんやかんやでエトに逆らえないのだ。
そして更に数日後、ヤタカがゴンザレスを飼ってくれる人を見つけたのである。
クニクル「涼子先輩、クグラ先輩!こんにちは!」
「あら?クニクニじゃないの!あなたが飼ってくれるの?」
クニクル「はい!オラ猫好きだし!あと…クニクニじゃなくてクニクルです。」
ヤタカ「猫を飼った事があるみたいだし彼なら真面目だから適任だろ?」
クグラ「そっか…動物好きのクルクルが飼ってくれるなら安心…だよな。」
涼子とクグラはゴンザレスと名付けた子猫を見ながら少し寂しそうにする。