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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第13章 隠れた女子力


あるお昼休みの話です。
普段は涼子、クグラ、カンナギ、ヨルナミの四人、キクリとヤタカが二人で昼休み弁当を食べる事が多いのだが今日は珍しく男と女で分かれて食べていた。
ヤタカ「カンナギ…君はまたコンビニかい?」
カンナギ「しゃーねぇだろ?親父が寝坊したんだから。」
ヤタカ「自分で作ればいいのに。」
カンナギ「なんだよ!お前だってお袋が作ってんだろ?」
ヤタカ「ふっ…今日の弁当はキクリが作ってくれたんだ。」
カンナギ「うわっ…ドヤ顔しやがって…なんかムカつく。」
ヨルナミ「クグラの弁当はやはりお母様が作ってくれてるのですか?いつも美味しそうですよね。」
クグラ「ん?涼子が毎日作ってくれてるぜ?」
カンナギ「は?涼子が??」
ヤタカ「嘘だ〜!涼子が料理なんてできるのかい?」
クグラ「出来るも何も毎日の夕飯、うちの母ちゃんと涼子が交代で作ってるんだぜ?で、弁当は母ちゃんパートが朝早くて作れないから涼子がやってくれてるんだ〜。ちなみにエト兄さんの弁当も涼子が作ってる。」
ヨルナミ「……凄く意外ですね。涼子さんが料理上手だったなんて。」
ヤタカ「インスタントや冷凍食品を使うか作れても奇抜な物ってイメージだったけど。」
カンナギ「でもよ…女子高生が作るような弁当って感じじゃないよな?」
クグラの弁当の中身はご飯に海苔、厚焼き玉子、鶏の照り焼き、椎茸の煮物、きんぴら、きゅうりとカブの漬物である。
クグラ「まぁ…全体的に地味ではあるな。でも美味いんだぜ?」
カンナギ「マジで?よし一口貰い!」
カンナギはクグラの弁当のきんぴらを一口食べる。
クグラ「あー!!俺の食う分減らすなよ!」
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