第83章 いざ!修学旅行!(1日目)
カンナギ「おい!ヤタカ、酔って吐く時は向こう向いてやれよ?」
ヤタカ「わざわざそういう事言わないでくれたまえ!」
ヨルナミ「それにしても…エコノミーはやはり狭いですね。」
「まぁ、修学旅行だからしゃーないわよ!」
クグラ「早く飛ばないかなぁ〜!」
キクリ「クグラ?念の為言っておくけど…飛んでる時に窓開けようとかしないでね?」
クグラ「いや、しねぇし!」
そして早くも飛行機は空港を飛び立つ。
ヤタカ「カンナギ、僕は寝るから!静かにしててくれよ?」
カンナギ「あ?もぅ寝るのかよ?」
ヤタカ「寝てしまえば酔わないで済むだろ?」
カンナギ「いや、起きた瞬間にオエッてなる可能性も……」
ヤタカ「余計な事を言うな!バカンナギ!!」
カンナギ「バカンナギ言うな!!」
ヨルナミ「カンナギと喋ってた方が気が紛れて酔わないんじゃないですか?」
ヤタカ「いや…長時間話す程話題が無い!」
ヨルナミ「それは残念…。」
キクリ「涼子、私も寝る事にするから。」
「そう?じゃぁ、なるべく静かにしてるわね!」
クグラ「なぁ、涼子?母ちゃん達のお土産だけどさ〜二人で1つにしねぇか?」
「あぁ!いいね!それならお土産代安上がりだしね!……でも、エト兄ちゃんには別で買った方がいいよね?小遣い貰ったし。」
エトは1年の担任なのでクグラと一緒に修学旅行に行けなかったのである。
クグラ「そうだなぁ…。ちなみに涼子はエト兄さんに何買う?」
「私はねぇ…海ぶどーむにしようかと思ってる!」
クグラ「何だそれ??」
「面白コン◯ームよ!海ぶどうみたいな!」
クグラ「へぇ〜!つーか、そんなの買ってきたらエト兄さん怒るんじゃないか?」
「エト兄ちゃんだって男なんだから大丈夫よ!てか、あんたは何にするつもり??」
クグラ「え?沖縄で撮った俺の写真で良いだろ?」
「マジで!?あんたお金かける気ないわね!?」
クグラ「そんな事より貯金が大事だしな!」
「そんな事って…エト兄ちゃんが聞いたら泣くわよ。」