第82章 父
そして20分後クグラが帰宅する。
クグラ「ただいま〜!疲れた〜!」
クグラ母「お帰り。涼子ちゃんのお父さん来てるわよ?」
クグラ「え?なんで??」
クグラ母「あんたに用があるんだって。」
クグラ「……ちょっと涼子の家に行ってくる。」
父「そうはさせん!!」
クグラ「げっ!!」
父「クグラよ!貴様、俺の涼子ちゃんに求婚したそうだな?」
クグラ「……うん。まぁ…そうだな。110万貯まったらの条件付きだけど。」
父「…許さんぞ!!貴様に涼子ちゃんはやらん!!涼子ちゃんの処女を奪うなん…………ぐあっ!!」
「処女とかデカい声で言うなー!!」
いつの間にやら涼子がクグラの家にやって来て父に蹴りを入れたのである。
クグラ「おぉ!涼子!いい所に来た!早くこのオッさんを持ち帰ってくれよ。」
「言われなくても持ち帰るわ。さぁ!帰るわよ!」
父「いや!まだ大事な話をしていない!」
「どうせ因縁付けてクグラを諦めさせようとしてるだけでしょ?」
父「………そんな事ないぞ?ただ、話し合いをしようと思ってな。クグラ、なんで涼子ちゃんなんだ?」
クグラ「あ?好きなのに気付いたからに決まってるだろ?」
「…ちょっ!あんたよく恥ずかしげもなくそういう事言えるわね!?」
クグラ「恥ずかしがる必要がないだろ?お前が普段やってるセクハラのが恥ずかしいだろうが。」
父「……今まで家来にされてたのに、本当に好きなのか?」
クグラ「家来はやった覚えないが好きだぞ。」