第81章 兄と雑談
エト「嘘だ……。」
兄「嘘じゃねぇよ!ちなみに秘蔵のAVはクローゼットの……」
クグラ「わーーー!!兄貴!余計な事言うな!!」
「あんた…本当に秘蔵のAVなんて持ってたのね。てか、兄ちゃん?あんな物やこんな物って何??まさか恥ずかしい下着??」
兄「ん?そんなもんじゃねぇよ!一人でやる時に……」
クグラ「だーー!!もぅマジで黙れっての!!」
エト「……クグラが…可愛いクグラが…汚れてしまったなんてーー!!」
かなりのショックを受けながらエトは自室へ行ってしまった。
「あ〜ぁ。相当ショックだったみたいね。」
兄「エトの奴…まだクグラが赤ん坊だと思ってるんだろうな。」
クグラ「俺もぅ16歳なのに。…てか、喋ってて忘れてたけど今何時!?俺、5時からバイトなんだけど!」
「え?4時半だけど?」
クグラ「ヤバっ!涼子、俺行ってくるからな!」
「はいよ!あんま遅くなるんじゃないわよ?エト兄ちゃん心配するから!」
クグラ「へいへい。兄貴!俺の分のハンバーグ食うなよ?」
そう言うとクグラはバイトに行ってしまった。
兄「…アイツ、マジで貯金する気なんだな。」
「うん。珍しく本気みたい。」
兄「…いつまで続くか賭けねぇ?」
「110万貯まるまで頑張る方に私が賭けていい?」
兄「それじゃぁ賭けにならないな。」
「兄ちゃんも何気にクグラの事信用してるんだね。」
兄「まぁな。つーか、今日ハンバーグなのか?」
「そうよ?兄ちゃんも食べてくんでしょ?」
兄「もちろん!俺の1番デカくしろよ?」
「はいはい。」
こうして兄は涼子の作った夕飯をしっかり食べてから家に帰っていったのである。