第76章 進路
そして次の日
クグラ「涼子〜!俺、美容師目指す事にした!」
「じゃぁ専門学校行くのね!」
クグラ「おう!涼子は?どうするか決まったのか?」
「まだ決まらないからバイトでもしてみようかなぁと思って!とりあえず働いてみれば何ならできそうとかやりたいとか分かりそうでしょ?」
クグラ「なるほどな!じゃぁ俺がバイトしてるとこ来いよ?まだ募集してるし時給いいし!」
「あんたのやってるのって荷物の仕分けでしょ?力仕事はねぇ…。それにあんたとはずっと一緒だからたまには離れてみるのもいいか……………なんで泣く!?」
話しているとクグラは泣き出した。
クグラ「だって…たまには俺と離れたいって……俺はずっと一緒がいいのに…。」
「いやいや、バイトの数時間だけだし。てか、高校卒業してあんたは美容師の専門学校、私はまた別の学校か就職したら今みたいには一緒に居られなくなるでしょ?少しずつ慣らした方がいいと思うのよね……。」
クグラ「………もしかして、お前ちょっと寂しかったりする?」
「なっ!?あんたが泣くから慰めてやろうかと思っただけだし!!」
クグラ「ぐふふ…そうかぁ…涼子もちょっと寂しいんだなぁ〜!可愛い奴め!……よし!チューさせ……ぐえっ!!」
キスしようと迫ってきたクグラに涼子は拳骨をした。
「調子に乗んなー!!」
終