第75章 頭だけ幼児化
ある日の休み時間、三神涼子は歌いながら廊下で下手なスキップをしていた。
「春っぽい!いいね春っぽい!ちょっと下手なスキップしたくなる〜!」
ヒモロゲ「こらー!!廊下で歌ってスキップなどするんじゃない!つーか、お前!本当に下手なスキップだな!?」
「何をー!?貴様なんか、太り過ぎで下手なスキップすら出来んだろうがー!!」
ヒモロゲ「あー!!教師に向かって貴様とか言ったー!!つーか、人に向かってデブとか言ってはいけないんだぞ!」
「デブじゃなくて太り過ぎって言ったんだもんね〜!」
ヒモロゲ「生意気な…スキップくらい私だって出来るんだぞ!」
「へっ!嘘付け!」
ヒモロゲ「ふっ!では、やってみせよう!!」
先ほど涼子に廊下でスキップするなと注意したはずなのだが、ヒモロゲはスキップを披露した。
ヒモロゲ「どうだ!お前なんかより上手いだろ?」
「何言ってんのさ!私の方が上手いわよ!」
そして二人のスキップ対決が始まったのだが…
ヒモロゲ「おい!そっちは!!」
「え………あー!!」
涼子は調子に乗り過ぎて階段から落ちてしまった。
ヒモロゲ「……大変だー!!とりあえず保健室へ!!」
気を失ってしまった涼子をヒモロゲはお姫様抱っこして保健室へ連れて行った。ちなみにこれが涼子の人生初のお姫様抱っこである。
保健室に行く途中にクグラ、カンナギ、ヨルナミはヒモロゲにお姫様抱っこされてる涼子を見かけ後を追った。
クグラ「おい!ハゲ先!涼子に何があったんだよ!?」
ヒモロゲ「ハゲ言うな!!…スキップしてたら階段から落ちたんだ…。」
カンナギ「うわっ…そんな事して落ちるとか…コイツ何やってんだよ。」
ヨルナミ「バカなのはいつもの事ですが……それにしても…大丈夫なんでしょうか?病院に連れて行った方がいいのでは?」
ヒモロゲ「さっき救急車を呼んで………あっ!」
すると涼子が目を覚ます。