第74章 タエマの恋
「ごめんごめん。でもさ……ぷふっ!!」
クグラ「確かにヨルナミは女顔だけどよ……ぷはっ!!」
カンナギ「女装してたわけでもないのに間違えるとはなぁ……ギャハハハハハ!!」
タエマ「ゔっ………」
クニクル「先輩達…あまり笑わないであげてください。タエマは今、失恋して傷付いてるんですから!」
ワカ「………そういえば、タエマがヨルナミ先輩を初めて見た時、女子の制服着て電車乗ってたと言ってたんですけど………」
ヨルナミ「…え!?」
「あぁ!アレか!見られてたのね!」
クニクル「アレって何ですか??」
ヨルナミ「聞かないでください!!」
「いいじゃん!一昔前の話なんだし!」
クグラ「懐かしいよなぁ…痴漢撃退の囮になる為にヨルナミが女装したんだよな。」
カンナギ「しかも涼子の制服借りたんだけど腹回りがブカブカだったんだよなぁ!」
「その話はしなくていいし!!」
ワカ「ヨルナミ先輩………僕はあなたを尊敬していたのに…」
ヨルナミ「別に好きでやったんじゃありませんから!」
タエマ「俺の12回目の恋がこんな形で終わるなんてーーー!!」
「初めての恋の方が聞こえがいいのにね。」
こうして今回のタエマの恋は終わったのであった。