第72章 修学旅行の準備
「ところでシーサーって国際通りのペットショップに居るかしらね?」
ヤタカ「は?シーサー?ペットショップ??」
カンナギ「国際通りにペットショップなんてあるのか?」
「商店街だからあるんじゃないの??」
ヨルナミ「もしペットショップがあったとしてもシーサーなんて居ませんよ。」
クグラ「えー!?シーサー居ねぇの!?」
「じゃぁ、西表山猫は!?」
ヤタカ「西表山猫は特別天然記念物なんだよ?ペットショップで売ってるわけないだろ?」
カンナギ「えっ、それってマジ!?俺、沖縄のペットショップなら売ってると思ってた。猫だし。」
ヤタカ「うわっ…流石バカンナギ!」
カンナギ「煩ぇ!」
キクリ「それにシーサーは魔除けの置物で実際には居ないのよ?」
「そんなっ…動く生シーサーが見れると思ってたのに…。」
ヨルナミ「生シーサーって…そんなにシーサーが好きなら置物でもお土産で買えばいいでしょう。西表山猫のぬいぐるみだってあるでしょう?」
「いや、西表山猫はともかくシーサーは別に好きではないよ。あんま可愛くないし。」
クグラ「俺も〜。マジで怒ってる時の母ちゃんの顔そっくりだし!」
「あぁ!確かに似てるかも!」
クグラ「だろ?」
「うん!この前クグラがピーマンをエト兄ちゃんの皿にこっそり移そうとして『クグラー!テメェで食えー!!』って言った時の顔はシーサーみたいだったよね!」
クグラ「そうそう!顔にメッチャ皺出来てたし!わざわざ高い金払ってドモ◯ルンリ◯クル使ってんのに意味ねぇんじゃねぇのって感じだぜ。」
ヨルナミ「お母様の悪口はおやめなさい!今は修学旅行の話をしているのですよ!」
カンナギ「おっ!マザコンだから母親の悪口は聞いてられねぇんだな!」
ヨルナミ「お黙りなさい!バカンナギ!!」
キクリ「まぁまぁ、とりあえず2日目の自由行動は海に行って国際通りでお昼ご飯と観光とお買い物して…これで終わりかな?」
ヤタカ「そうだね。移動時間とかも考えるとこんなもんなんじゃないかな?ヨルナミ、あとは何か決めておく事あるのかい?」
ヨルナミ「あとは…バスと飛行機の席を決めるくらいですかね。」