第68章 新任の先生
そして授業が終わり休み時間になると三バカはムナカタに質問をしに職員室へ行く。
「先生ー!!質問があります!」
ムナカタ「ん?なんだ??さっきの授業で分からないところでもあったか??」
クグラ「いやいや、授業とは全く関係ない!」
カンナギ「これを日本語で何て言ってるのか教えてくれよ!」
そう言うとカンナギは海外ポルノの動画をムナカタに見せた。
ムナカタ「……………。」
クグラ「先生?流石に分からないか??」
ムナカタ「分かるに決まってるだろ?」
カンナギ「じゃぁ、教えてくれよ?」
ムナカタ「ふっ…興奮するなよ?『私のピーをピーしてー!お前のピーがピーになってピーしてるぞ?ダメ、私もぅピーになっちゃうー!!ほら、ピーをピーしちまえよ!もぅピーしちゃうー!!』と言ってるんだ。分かったか??」
新任英語教師ムナカタは堂々と日本語に訳した。
カンナギ「マジかよ…。」
クグラ「くそっ…負けたぜ。」
「他の先生だったら茹でダコみたいな顔して怒るなりするのに…。」
カンナギ「この先公…顔色ひとつ変えねぇで訳しやがった…。」
クグラ「俺らの負けだ…。」
ムナカタ「勝負した覚えはないが…それより、いくらなんでも先公はないだろ?『teacher』と呼びなさい。」
クグラ「いや!先生はただの『teacher』じゃない!!」
ムナカタ「いや、ただの『teacher』です。」
カンナギ「見た目がマッチョな体育教師なのに英語教師だなんて普通じゃねぇ!」
ムナカタ「お前達…本当に失礼だな。」
「これからは先生のことを『マッスル・ムナカタ』と呼ぶわ!」
ムナカタ「えっ!?そのダサい呼び名はやめてくれ!!
「じゃぁ、『ムナカタきんに君』は?」
ムナカタ「それもやめろ!!」
流石に全力で拒否した。
「う〜ん…『ムナカタきんに君』より、『マッスル・ムナカタ』の方が似合ってるわよね〜!」
クグラ「だな!今日から先生のあだ名は『マッスル・ムナカタ』に決定!」
そして三バカはムナカタが拒否した事も全く気にせず『マッスル・ムナカタ』と呼び続け他の生徒も『マッスル・ムナカタ』や『マッスル先生』と呼ぶようになってしまったのである。