第61章 誕生月クーポン
そしてさほど興味のないラブロマンスを半額という理由だけで見たのだが…
涼子&クグラ「…………zzzZZ」
二人は映画が始まって20分程度で甘い雰囲気にもドキドキする事もなく眠ってしまった。
そして映画が終わった頃に目を覚ます。
「あれ?…終わっちゃった??」
クグラ「ヤベェ…マジで寝ちまったよ。」
結局まともに映画を観ることなく二人は映画館を後にした。
「あ〜ぁ…やっぱ興味ないジャンルはダメね〜。」
クグラ「だな。金払って寝ちまうとは…。」
「〆がこれじゃねぇ………よし!クグラ!ちょっと来なさい!」
涼子はクグラの手を引く。
クグラ「えっ?…うん。(まさか〆に……)」
「あんたに見せたい物があるの!」
クグラ「何だよ??」
「………あった!!これよ!」
涼子はマグカップを取って見せた。
クグラ「……ぷふっ!!何だよこれ!」
それはヨルナミとお母さんのプレゼントを探してる時にたまたま見つけたスーパーエロイという名のマグカップである。
「前にヨルナミと来た時に見つけたのよ!クグラにいつか見せようと思ってね!よく見てよ?原材料のところに粘土、その他エロエロって書いてあんのよ〜!キャハハハハハ!!」
クグラ「ギャハハハハハハ!!……いや、笑えるけど!〆がコレかよー!!」