第62章 ダブル!ガッ◯!!
春休み、クグラはまたガッ◯石◯そっくりな姪の可憐の面倒を押し付けられた。クグラの家に来ていた涼子もついでに手伝わされるのである。
クグラ「だー!!何だよコレー!?」
母「何って、可憐ちゃんと妹の麗華ちゃんよ!」
「なぜ増えてるのー!?」
クグラ「そうだよ!ガッ◯1号は何回か会ってるけど2号が居るなんて聞いてねぇよ!」
母「三ヶ月前に生まれたって言ったでしょうが!涼子ちゃんも一緒に居る時に話したんだけど?」
「……そうだっけ??」
母「そうよ!あんたら唐揚げの取り合いしててまともに聞いてなかったけどね〜!」
クグラ「それじゃ初めて聞いたのと変わりねぇよ!!嫁さんデブったと思ってたがガッ◯2号を妊娠中だったのかよ!つーか、兄ちゃんはどうしたんだよ!?ガ⚪︎ツの親!!……あだっ!!」
母はクグラに拳骨をした。
母「そのガッ◯ってのはやめなさい!…夫婦揃って風邪ひいて病院行ってるのよ。その間、孫二人を面倒見ることになったんだけど…急にパート入ってくれって言われたからあんたらに頼むわ!」
「えー!?こんな小さいの二人も無理よ!!」
母「大丈夫だって!遅くてもあと2時間もすれば迎えに来るだろうし!麗華ちゃんはミルクあげといたからオムツ替えと抱っこしてればいいし!可憐ちゃんはもぅ歩けるから一緒に適当に遊んでればいいわよ!外出てもいいし!じゃぁ、よろしくね!」
そう言うと母はさっさとパートに行ってしまった。
クグラ「……あの無責任ババアめ!!自分で引き受けたんだから俺らに押し付けるなっての!」
「本当よね…。ハァ…せっかくの休日がガッ◯の日になってしまった。」
大きくなっても相変わらずガッ◯顔なのである。
可憐「ゔ〜!クグラ!!」
クグラ「……俺の名前呼びやがった!?しかも呼び捨てだし!?」
「いっちょ前に喋れるようになってたのね…。」
ちなみに可憐は1歳過ぎたので歩けるし単語は話せるのである。
可憐「クグラ!クグラ!」
クグラ「…何だよ?」
可憐「バカ!」