第57章 ヨルナミとデート?
期末テストの勝負で見事勝利したヨルナミの命令でクグラとカンナギは一日ヨルナミの手下になった。
カンナギ「ヨルナミ様、お茶でございます。」
クグラ「ヨルナミ様、肩をお揉みします。」
ヨルナミ「ご苦労。」
「ところでヨルナミ?私だけ後って言ってたけど…何をすればいいの??」
ヨルナミ「それは放課後ラ◯ンで知らせますよ。」
「えー!!今教えてよー!!」
すぐに教えてもらえないので涼子はちょっとビビってるのである。
そしてちょっと怖い放課後、スマホを見つめているとヨルナミからのラ◯ンが入った。内容は…
『今週の日曜日、人並みにオシャレな格好をして私の用事に付き合ってください。10時にお宅に伺うので寝坊しないように。あと、クグラとカンナギには内密に。』とのことだった。
「…もしかして荷物持ちやれってことか??それとも何か想像を絶する恐ろしい事をさせられる!?」
そしてドキドキの日曜日。10時少し過ぎた頃にヨルナミがやって来た。
ヨルナミ「涼子さん、ヨルナミです。」
「あぁ、おはよう。」
ヨルナミ「…おはようございます。」
ナチュラルメイクに年相応の女らしい格好をしている涼子を見てヨルナミは驚いた。
「…人並みにオシャレしろって言うからしてみたけど…変じゃない?」
ヨルナミ「…とても似合ってますよ。涼子さん…ちゃんとすると愛らしいではないですか。」
「なっ…あんたそういう台詞よく言えるわね!!」
ヨルナミ「思ったことを言っただけですが?…とりあえず行きましょうか。」
「どこ行くの??」
ヨルナミ「そこのショッピングモールですよ。」
「だー!!やっぱり荷物持ちかー!!」
ヨルナミ「はい??」
「だって色々買う物があるから荷物持ちとして私を呼んだわけでしょ?賭けに負けた命令なわけだし。」
ヨルナミ「…涼子さんは一応女性ですからそんな事はしませんよ。ただ…一緒に映画と買い物に付き合ってほしいだけです。」
「ちょっと!一応は失礼でしょうが!」
ヨルナミ「まぁまぁ、細かい事は気にしないで。さぁ行きますよ?」