第56章 便秘
話しているとぐったりした涼子が戻ってきた。
「はぁ…(ダメだわ…出そうな気がしたのに出なかった。)」
クグラ「涼子、大丈夫か?」
「う〜ん…ちょっとキツいかも。」
ヨルナミ「あんま辛いなら早退した方がいいのでは?」
「いや…そこまではしないで大丈夫よ。(体育の時間に強制的に動けば出るかもしれないし。)」
カンナギ「まぁ、あんま無理するなよ?」
「うん。(なんかみんな妙に優しいわね…ちょっと気持ち悪い。)」
そして体育の時間になった。
クグラ「なぁ…女子はドッジボールやるんだろ?お前大丈夫なのか?(妊娠中じゃ危ないよな?)」
「あぁ…(確かにお腹に当たって…万が一、大量のウンコが飛び出したら黒歴史になってしまう!!)とりあえず、逃げることに専念するわ。」
ヨルナミ「いや、逃げるにしても転んだりする可能性が…。」
「別に転ぶくらいなら大丈夫じゃない?(転んだ程度でウンコ出るならもぅ出てるはずだし。)」
カンナギ「いやいや、転ぶのはマズいだろ!?休んでろよ!」
「あんたら…なんか変よ?」
クグラ「いや、一番変なのはお前だから!とりあえず休め!な?万が一のことがあったら大変だろ!?」
クグラは涼子の肩を掴んで説得する。
「あっ…うん。(あぁ…コイツら…私の便秘に気付いたのか…。)」
あまりにも必死に休めと言うのでとりあえず今回の体育は休む事にした。
キクリ「あら?涼子、今日は休むの??」
「うん。便秘で苦しくてさ…。」
キクリ「あぁ…大変ね。便秘薬飲んだ??」
「飲んでない…。飲むと出るけど授業中に出そうになったら流石にヤダし。」
キクリ「でもそのままだと体に悪いわよ?」
「ん〜…まぁ今日出なかったら夜に飲んでみるわ。明日休みだし。」
ちなみにこの話は金曜日という設定である。