
第53章 ヒモロゲ先生を励まそう!

「先生!なんで顔にチン毛付いてるんですか〜?」
いつものように涼子はヒモロゲをおちょくった。
ヒモロゲ「何をバカなことを言ってるんだか…。はぁ…お前は悩みがなさそうで羨ましいよ。」
国語教師のヒモロゲはとても落ち込んでいた。
「は!?悩みくらいあるし!今日の晩飯、しゃぶしゃぶとすき焼きどっちにするか朝から悩んでるのよ?」
ヒモロゲ「ふっ…そんなの悩みのうちに入らないだろ。はぁ…。」
一応授業はやったが終始ため息ばかりであった。
そして休み時間…
キクリ「ヒモロゲ先生なんか落ち込んでたわね。」
ヤタカ「ずっとため息ばかりだったもんね。」
カンナギ「女にフラれたとかじゃねぇの?」
「絶賛彼女募集中だって噂だもんね〜!」
ヨルナミ「そういえばお見合いするって噂もありましたよね。」
話しているとトイレに行ってたクグラが騒ぎながら戻って来た。
クグラ「お〜い!お前ら!聞いてくれよ!」
カンナギ「あ?なんだ??デカい糞でも出たのか??」
ヨルナミ「クグラ…そんなことで大声出さないでくださいよ。」
クグラ「いや!ウンコ違うし!!」
ヤタカ「じゃぁ何なんだい??」
「まさか!トイレでヤってる奴居たとか!?」
キクリ「ヤダ〜!」
カンナギ「マジ!?見物に行こうぜ!」
クグラ「違うっての!最後まで聞けって!さっき便所の後にオヒカ先生とハゲ先が喋ってんの聞いちゃってさ〜!ハゲ先、昨日お見合いしてフラれたんだってさ!」
キクリ「クグラ!そんな楽しそうに話したら失礼よ?」
ヤタカ「そうだよ。あぁ…キクリは優しいな。」
「まぁ、いいじゃん!で?なんて言ってフラれたの??」
クグラ「ん?そこまでは聞いてない。」
カンナギ「んだよ!肝心なところ聞いてないんじゃねぇか!」
クグラ「聞き耳立ててたらエト兄さんが来て早く教室戻れって言うからさ〜。つーかさ、ハゲ先を励ましてやらねぇか??」
ヨルナミ「クグラにしては珍しく良い事言いますね。」
クグラ「俺にしては余計だ!」
「そうね…普段からみんなでおちょくりまくってるし…たまには喜ばせてやりましょうか!」
ヤタカ「おちょくってるのは三バカだけで僕らはやってないからね?」
キクリ「で?何をするの??」
「そうねぇ…」
カンナギ「あっ!俺良い事思い付いた!ちょっとキクリ…」
キクリ「まさかハメ撮り写真をプレゼントするとか言うんじゃないでしょうね?」
